ソフトバンクの携帯の新料金プランが大人気のようですね。
月々わずか2880円で通話料無料、メール無料。
しかも今ならば、月額基本料・パケット定額料、どちらも加入月から2ヶ月無料。
これはすごいサービスだ、と誰もが思いますよね。
けれど、よくよく料金プランを調べてみると、予想外割引、まったくお得ではありません。
各HP、ブログで多くの方が検証していますが、ソフトバンク→ソフトバンクの通話、メールは確かに無料ですが、その他、ドコモ・AUへの通話料は有料。
しかも、その通話料金は、ドコモ・AUが他社の携帯にかけるときに比べ、割高です。
ソフトバンクの現在のシェアは2006年9月の数字で、16%。
つまり、100人メモリの中で、無料対象者は16人しかいないということですよ。
家族、恋人、職場など電話を頻繁にかける相手が全員ソフトバンク携帯で、かつその他にはほとんど電話もメールもしないということであれば、お得ですが、通常で利用するにはちょっと問題ありだと思います。
また、2880円は基本使用料であり、各種プランに同時に入会しなければなりませんし、その契約に対しても一定期間内に解約の場合、手数料が徴収されます。
いずれにせよ、ユーザー動向を見極めてからでないと。。。
携帯の代金は、契約前には比較・検討をじっくりとするのに、いざ料金の引き落としがはじまると無頓着なものです。
ソフトバンクのマーケティング、今のところ成功してますね。
・・・と、マイレージやクレジットカードとはまったく関係ない話だったのですが、この一連の流れで思ったことはマイレージのためのクレジットカード選びも同じことです。
陸マイラーにデビューとなれば、各種クレジットカードの還元率を比較して、もっともお得なカードを選んでも、いざカードが来てしまうと、無頓着になったりしていませんか?
また、カード選びの段階でも、還元率にとらわれて、別の数字を見落としていませんか?
前置きが長くなりましたが、クレジットカードポイントのマイル移行手数料の話です。
クレジットカードのポイントをマイレージに交換するには、手数料がかかります。
カード会社によっては、年会費だけをとる場合、年会費と交換1度につき、手数料を取る場合とそれぞれですが、ポイントをマイレージに変えるのは有料です。
たとえば、UFJカードの場合を取り上げます。
UFJカードは、1000円=1ポイント=10マイルですので、還元率1%ですね。
注意事項については下記の通り。
- マイルへの移行は、200ポイント以上100ポイント単位となります。
- マイルへの移行は、年間(12月?翌年10月末)1,500ポイント(15,000マイル)までとなります。
- 「スマイルポイントプログラム/JALマイレージバンクコース」参加年会費6,300円(消費税込)が必要です。
- カード年会費は別途必要です。
- UFJ JCBカードは対象外となります。
- 事前登録が必要となりますので、詳しくはお問い合わせ先でご確認ください。
さて、ここで問題なのは、1500ポイントという移行制限と6300円という手数料が妥当なのか、という判断です。
1500ポイント貯めるには、最低で150万円のカード利用が必要です。
最低で、というのは、1000円=1ポイントですので、1000円未満の利用は切り捨てらるということです。
1500ポイントを15000マイルに変えるのに、6300円。
1マイルあたり、約2.38円の交換コストです。
JALマイレージを企業は(この場合、UFJカード)は購入しています。
レートは、1マイル=2.5円程度であると言われています。
UFJカードのような大手の場合は、グロスでその額は下がるかもしれませんが。
この交換で、UFJカードは損益をほぼ出していませんよね?
蛇足ですが、1500ポイントという制限は、このポイント交換における妥当な数字なので、UFJカードはレートを変更することはないと思います。
多くのカード会社はこのポイント商品を設計しきれず、改悪していますので。
さてさて、UFJカードの還元率は1%でした。
1000円=1ポイント=10マイル
この数字に交換手数料を加えます。1マイル=2.38円。
10マイル=1000円+10*2.38=1023.8
すると、還元率は約0.98%になります。
この数字が得なのか、そんなのかという議論は別にしても、少なくとも還元率は1%ではありません。
また、移行には手続きが必要ですし、ポイント有効期限なども気にしなくてはいけません。
つまり、陸マイラーで本気でマイレージを貯めたい人でなければ、航空会社のプロパーカードが一番安心なのだと思います。
JALカード、ANA JCBワイドゴールドカード
ならば、利用分がポイントを介さずにそのままマイルになります。(契約が必要な場合もありますが)
手数料などの諸経費、諸手続きのための時間的コストを考えた場合、一般の方には、JALカード、ANA JCBワイドゴールドカード
で十分だと思います。
また、P-oneカードのいつでも1%引きのような利用時点でお得になっていることが明確なカードでも構いません。
ポイントやマイルはあくまで利用したときに、その価値が発生するのですから。
長い記事になりましたが、こんなところで。
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