JALカード家族プログラムは、特典交換の際にご家族でマイルを合わせて利用できる新しいサービスです。
JALカードから、マイレージ家族会員マイレージ合算プログラムが発表されました。
簡単に言ってしまえば、家族間であれば、マイレージを共有できる、ということですね。
携帯電話の無料通話分の共有みたいですね。
でも、よくよく考えてみればこのプログラムものすごくお得なんじゃないかって思いますよ。
まずは概要から。
参加資格
■ 親会員
JALカード個人本会員の方(JALカード navi会員および未成年の方を除く)
■ 子会員
親会員と生計を同一にする配偶者または一親等のご家族でJALカード個人本会員・家族会員の方。18歳未満および18歳の高校生でJALマイレージバンク(JMB)会員の方。
※ポイント
1)18歳以上の家族会員は、JALカード会員でなくてはならない。
2)18歳未満の場合は、クレジットカードに入会できないので、JMB会員でも可。
ただし満18歳をむかえた場合、JALカードに入会することにより家族プログラムを継続することができます。
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JALの囲い込み戦略です。
家族ごとJALユーザー & JALマイラーにしようってことですね。
いやー、損益的にどうなるのかはわかりませんが、熱心なJALマイラーがいるご家庭では、その人の影響力で、家族全員をJALマイラーにさせることでしょうね。
マイレージばら撒き&マイレージバブル到来ですね。
何度かこのブログでも取り上げていますが、2010年の企業通貨―グーグルゾン時代のポイントエコノミーにもあるように、JAL・ANAは航空会社からポイント(マイレージ)管理会社へと移行していくことが新しい収益をあげるひとつの道だと思います。
つまり、マイレージは現在最も普及している企業通貨であり、かつ機軸通貨です。
マイレージの「出」と「入り」を管理することが、航空会社の収益に繋がっていきます。
具体的には、ANAと楽天ポイントは相互にポイント交換をしていますが(一部、機関制限もあり)、これは移行レートが異なります。
楽天2ポイント ⇒ ANA 1マイル
ANA1マイル ⇒ 楽天1ポイント
つまり、マイレージにとってみれば、「出」は「入り」の2倍のコストです。
マイレージは、ほとんどの場合、無料航空券に交換されます。
しかも、マイレージをばら撒くことに対するコストは、他のポイントに比べて著しく低いのです。
例えば、楽天ポイント1万ポイントが発行されれば、1万円分の商品はどこかで消費されます。
けれど、1万マイレージをばら撒いたとしても、本来であれば、空席だったものが、無料航空券という名で搭乗者が増えるだけで、さほど1人あたりのコストは変わりません。
しかも、無料航空券の利用時期など使い方を制限することで、航空会社は都合のいい時期に、都合のいい分だけの顧客を乗せることができるのですから。
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JALカード家族プログラムからずいぶんと話題が離れてしまいました(笑)
マイレージって考えれば、考えるほど奥深いです。
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