楽天KCカードの改悪は、先日お伝えした通りなのですが、一部で混乱があるようで、ご質問をいただきました。
今回改悪になった楽天KCカードと、いわゆる楽天市場提携の楽天カードは、名前は非常に似ていますが、まったく別のカードと考えて下さい。
おそらく楽天市場提携の楽天カードのほうが、ユーザーは多いと思いますが。。。
再度、楽天カードと楽天KCカードの違いをまとめます。
このややこしい構図も、今回の改悪で結果的にすっきりするようです。
でも、もう少しソフトランディングでもよかったと個人的には思います。
楽天カードはコンビニ払い
ANAマイレージがたまるフロントカード、つまり、代金をコンビニ・Edyで払えるカードは楽天KC系列のクレジットカードです。
楽天KCカード、楽天カードのコンビニ払いは、カードそもそもに備えられた支払い方法ではありません。
が、webから申込をして、カード発行後、口座引落用紙を返送せずにおくと、引落日の前にコンビニでの支払い用紙が送られてくるようになります。
楽天カードは口座引落口座を未提出にしましょう。
楽天KCカードと楽天カードの違い
さて、コンビニ払いの説明を終えたところで、具体的な違いについて説明します。
「楽天」と聞くと、あの楽天市場を想像しますよね?
もちろん無関係なわけではないのですが、ポイントプログラム上、分けて考える必要があります。
楽天KC株式会社は、楽天株式会社の連結子会社であるクレジットカード発行会社です。
プロパーカードは「楽天KC カード」であり、MasterCard及びVISAから選ぶことができます。
楽天カードは、楽天との提携カードで、プロパーではありません。
楽天KCカードは、ショッピング利用100円毎に、「点でうれしいプレゼント」のポイント、1ポイントがたまります。
一方、楽天カードは、ショッピング利用100円毎に、楽天市場内で利用可能な楽天ポイントがたまります。
利用箇所は楽天市場内に限りませんので、たとえば、ローソンで1000円分の利用をすれば、楽天ポイントが10ポイントたまります。
ポイントの移行手続きなども必要ありませんので、自動的にたまります。
つまり、他のクレジットカードと同じように、ポイントがたまる楽天KCカードと、楽天ポイントという形でポイントがたまる楽天カードと覚えて下さい。
重要なのは、どちらがANAマイレージをためるのに適しているか、ということです。
楽天KCカードと楽天カードのANAマイレージ移行
◇ 楽天KCカード
100円=1ポイント=1マイル
移行手数料6000円(税込)/年間
移行制限 年間40,000ポイント(40,000マイル)まで
◇ 楽天カード
100円=1ポイント(楽天市場で利用可能)
2ポイント=1マイル で移行可能
移行手数料無料
ANAマイレージ還元率だけを考えた場合、移行手数料などを加味したとしても、楽天KCカードのほうが有利です。
ただ、もちろん人それぞれのライフスタイル、消費スタイルによって異なるのですが、ある程度インターネットで買い物などで利用している人は、楽天カードも持っていたほうが、何かを便利です。
※この還元レートは、改悪前でのレートです。改悪後、楽天KCカードでは、ANAマイレージを効率的に貯めることは難しいと言わざるを得ません。
楽天KCカード一覧
- 楽天KC VISAカード
- 楽天KC マスターカード
- HOME’S 楽天KCカード / 家賃が払えるクレジットカード
- 楽天KC BOSSオリジナルカード / 缶コーヒーのBOSSと提携
- JAF楽天KC カード / JAF会員証一体カード
- プロントメンバーズカード / プロントで10%オフ、ポイント2倍
楽天カード
- 楽天カード / 持っているだけで、楽天市場内での買い物がお得に
- バルセロナFCオフィシャルカード / なぜか、楽天市場カード
楽天カードの100円=1ポイントは改悪の可能性は薄いです。
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